こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。
前回の記事ではBeds24とAirbnbの接続形式、iCal接続とXML接続の違いについてお話ししました。
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今回はBeds24とAirbnbをXML接続するための下準備をBeds24で進めていきます。
※本記事ではすでにAirbnbでリスティングを運営している方向けの手順を紹介します。
Beds24のリスティングとは?
Beds24にログインすると英語でいろんなボタンがあります。いきなり全て使いこなす必要はないので、今必要なものだけ覚えていきましょう。
画面上部の Dashboard, Calendar, Bookings ...... Settings がメニューバーです。ここから様々な機能にアクセスできます。
今回はAirbnbと同期するための下準備としてBeds24内にもリスティングを作成します。Beds24内にAirbnbのリスティングと対になるリスティングを作成するわけですね。
なおAirbnbのリスティングとBeds24のリスティングは少し考え方が異なります。例えばもしあなたがABCマンションの505号と603号をAirbnbで運営している場合、リスティングは以下のようになっていると思います。
《Airbnb》
・リスティング1: ABCマンション 505号
・リスティング2: ABCマンション 603号
Beds24ではリスティングを以下のように作成します。
《Beds24》
【親: 建物(Property)】
・ABCマンション
【子: 部屋(Room)】
・505号 ←Airbnbのリスティングに紐づける
・603号 ←Airbnbのリスティングに紐づける
まず親となる建物(Property)を登録し、その下に子となる部屋(Room)を登録します。そして部屋(Room)とAirbnbのリスティングを紐づけます。
Booking.comなどの予約サイトで運営されている方にはなじみがあると思います。
Beds24で建物(Property)を作成しよう
まずは親となる建物(Property)を作成しましょう。Beds24の画面では建物をProperty、部屋をRoomと表示されているので、この記事でも以降そのように記します。
1) 画面上部のメニューの一番右「Settings」をクリック。
2) 作成済みのPropertyが表示されます。
※Settings内のいろんなボタンをクリックしてProperty一覧に戻れなくなった場合、画面左上のBeds24ロゴの真下にある「Properties」をクリックするとProperty一覧に戻れます。
3) 「Add New Property」をクリック。
4) Property一覧に「New Property」という行が追加されます。これがPropertyです。
5) 「New Property」の行にある「edit」ボタンをクリック。
この画面でPropertyの情報を入力していきます。
全ての項目を埋める必要はありません。お客様向けの情報ではなく社内向け情報なので必要な個所だけさくっと埋めましょう。具体的には以下項目です。
・Property Type: ホテルやマンションなどの種類を選択。
・Property Name: 建物名 (例: ABCマンション)。
・Currency Code: このブログの読者の方は日本円で販売していると思うので「JPY」を選択。
入力が完了したら「Save」をクリックしましょう。これでPropertyの作成が完了です。簡単ですね!
Beds24で部屋(Room)を登録しよう
Propertyが完成したので、次はRoomを作成しましょう。1) Property一覧に戻り、「edit」の右にある「edit rooms」をクリック。
2) 自動的にRoom 1というRoomが作成されています。その行の「edit」をクリック。
この画面でRoomの情報を入力していきます。Propertyと同じく全ての項目を埋める必要はありません。ポイントを押さえて入力していきましょう。
・Name: お部屋名。
※「505号」と部屋番号だけ入力してもいいですし、「ABCマンション 505号」と建物名も含めても構いません。ご自由に入力ください。
・Maximum Guests: 最大収容人数。
・Minimum Stay: 最低宿泊日数。
・Minimum Price: 最低料金。
・Overbooking Protection: Roomを選択。
※ホテルのように予約後に部屋番号を割り振るスタイルの場合はPropertyを選択してください。
入力が完了したら「Save」をクリックしましょう。同じ建物に複数の部屋がある場合、Room一覧にある「Add New Room」をクリックし同じ手順で部屋を作成します。
これでRoomの作成が完了です。簡単ですね!
次回は下準備「Beds24上で料金設定」を行います!
《補足 01》
PropertyとRoomにはそれぞれProperty IDとRoom IDが自動的に付与されます。
これらのIDは一意のもの(他と重複しないもの)で、Property名やRoom名を変更してもIDは変更されません。今は特に意識する必要はありませんが、Property IDとRoom IDは後々分析作業など様々な場所で役立ちますので、まずは存在だけでも覚えておいてください。
《補足 02》
もしあなたがAirbnbとBeds24をフル同期したい場合、PropertyやRoomの各項目はしっかり入力してください。
本ブログでは部分同期を紹介しますので、Beds24のPropertyやRoomの各項目はそこまで気をつかう必要はありません。ポイントとなる最低限の項目さえ押さえれば問題ありません。
【次回記事はこちら!】
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連載目次: Beds24関係 (記事追加中)
Beds24とは?
Beds24のアカウント作成や下準備
Beds24とAirbnbのXML接続
・そもそもXML接続とは?iCal接続との違いは何?
・下準備01: Beds24で建物と部屋を作成【本記事】
・下準備02: Beds24で料金設定
・下準備03: Beds24でAirbnbのチェックイン・アウト時間、清掃費、保証金、Rack Rateを設定する
・下準備04: 【一部の方のみ対象】確定済み予約をBeds24にインポートする
・本番: Beds24とAirbnbのXML接続作業
随時記事の追加を行っています!