こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。
今回はGoogleのビジネス向け有料サービス「Google Workspace (旧G Suite)」の管理者向けに、安全性の低いアプリへのアクセスを管理する方法を紹介します。
個人向けGメールなどの無料Googleアカウントを使用している方や、Google Workspaceを使用していても管理者権限を持たない方は本記事で紹介する方法の対象外となりますのでご注意ください。
では見ていきましょう!
はじめに
安全性の低いアプリについてGoogleの公式ヘルプに以下記載があります。
管理者は、安全性の低いアプリやデバイスからのログインをブロックすることができます。ここでの「安全性が低い」とは、最新のセキュリティ標準(OAuth など)に対応していないことを意味します。このようなアプリやデバイスを使うとアカウントが不正使用されるリスクが高まるため、ログインのブロックはユーザーとデータを保護するうえで効果的です。
この記事を更新した2020年10月31日現在では、Google Workspaceの管理画面で安全性の低いアプリへのアクセスを許可するかどうかオンオフを切り替えることができます。
ただし安全性の低いアプリへのアクセスをGoogleは推奨しておらず、いずれ安全性の低いアプリへの接続は無効化される予定です。(以下Googleの公式ブログ参照)
以上のことから、安全性の低いアプリへのアクセスを許可する場合はリスクを認識した上で設定を行ってください。デフォルトでは安全性の低いアプリへの接続は無効化されています。そのため引き続き安全性の低いアプリへの接続を許可しない場合、以下で紹介する設定は不要です。
安全性の低いアプリへのアクセスを管理する方法
Google Workspaceにログインする
まずはじめにパソコンからGoogle Workspaceにログインしてください。
[管理]をクリック
画面右上の点(・)が9個並んだアイコンをクリックし、次に[管理]をクリックしてください。
この画像ではメール画面を開いていますが、カレンダーやドライブなどでも同じ位置にアイコンがあり、[管理]にアクセスできます。
パスワードを再入力
[管理]にアクセスするために再度パスワードの入力を要求されます。
パスワードを入力し進んでください。
[セキュリティ]をクリック
管理画面に入るとアイコンが並んでいます。
その中の[セキュリティ]をクリックしてください。
[安全性の低いアプリ]をクリック
[安全性の低いアプリ]をクリックしてください。
安全性の低いアプリへのアクセスを許可するかどうか選択
安全性の低いアプリへのアクセスを許可するかどうか選択し、[保存]をクリックしてください。
デフォルトでは上記画像のように[安全性の低いアプリへのアクセスを無効化する (推奨)]が選択されています。そのため引き続き安全性の低いアプリへの接続を許可しない場合設定は不要です。
安全性の低いアプリへのアクセスを許可したい場合、[安全性の低いアプリへのアクセスの管理をユーザーに許可する]を選択してください。
これで設定が完了しました。
まお上記画像にも記載がありますが、設定変更後にすべてのユーザーに変更が反映されるまで最長で24時間かかることがありますのでご注意ください。
まとめ
今回はGoogle Workspace (旧G Suite) の管理者向けに、安全性の低いアプリへのアクセスを管理する方法を紹介しました。
安全性の低いアプリへのアクセスはしないに越したことはありません。
ただ業務上どうしても接続しないといけない場合もあるかと思います。その際は予めリスクについて認識した上で本記事の設定をお試しください。