こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。
今回は民泊やホテル運営者様向けに宿泊施設を中心とした地域共通クーポンのマップURL作成方法を紹介します。
では見ていきましょう!
はじめに
マップ基本情報
今回使用するマップはGoToトラベル事務局が公開している以下のマップです。
https://map.goto.jata-net.or.jp/
このURLにアクセスすると地域共通クーポンを使用できる施設を地図上で視覚的に確認できます。
課題1 | 位置情報利用許可の操作が必要
ユーザー(宿泊者)がhttps://map.goto.jata-net.or.jp/にアクセスすると、現在の位置情報を利用するかどうか確認メッセージが表示されます。
利用を許可するとユーザーの現在位置情報を中心としたマップが表示されます。
- 宿泊施設側: 宿泊施設内にマップのQRコードを掲示
- ユーザー: QRコードをスマホで読み取り
- ユーザー: 位置情報の利用を許可
- ユーザー: 現在地(宿泊施設付近)を中心としたマップを確認
このような運用をした場合、位置情報の利用を許可するという手間がかかります。
課題2 | 事前に宿泊施設周辺のマップを確認するのが手間
現在の位置情報を使用するということは、チェックイン日より前に宿泊施設周辺の地域共通クーポン利用可能店をマップで調べるのは宿泊者にとってさらに手間がかかります。
- 宿泊施設側: メールなどでhttps://map.goto.jata-net.or.jp/を案内
- ユーザー: URLにアクセス
- ユーザー: 位置情報の利用は許可してもしなくても関係なし
- ユーザー: マップ内の検索ボックスに宿泊施設名や最寄駅名などを入力し検索
- ユーザー: 検索結果に表示されたマップを確認
ユーザー自身がマップ内で検索する手間が生じます。
宿泊施設を中心としたマップURLを作成しよう
実現したいこと
「現在の位置情報の利用を許可する」や「検索ボックスに宿泊施設名を入力して検索する」などのユーザー側の操作を不要にし、一発で宿泊施設周辺を確認できるマップURLを作成します。
宿泊施設運営者、宿泊者双方にとって便利になります。
マップURLの例
以下のマップURLにアクセスしてください。
大阪のマップが表示されたと思います。
これは大阪市役所をマップの中心に設定したURLです。
https://map.goto.jata-net.or.jp/と比べて長くてややこしそうに見えますが、実は4つのシンプルなルールで構成されています。
そのルールに沿うだけで、宿泊施設を中心としたマップURLを作成できます。
マップURLの4つのルール
https://map.goto.jata-net.or.jp/?st=result&l=34.693802,135.502175,16&mc=1,2,3,4,5,6,7,8
先程紹介した大阪市役所を中心としたこのURLは、実は緯度・経度・倍率・カテゴリーを指定しただけです。
URLを分解すると、それぞれ以下が該当します。
- 緯度: 34.693802
- 経度: 135.502175
- 倍率: 16
- カテゴリー: 1,2,3,4,5,6,7,8
みなさんがご自身の宿泊施設の緯度・経度に置き換えるだけで、宿泊施設を中心としたマップURLを作成できます。
倍率・カテゴリーはお好みで調整できます。特にこだわりがなければ上記の「倍率: 16」「カテゴリー: 1,2,3,4,5,6,7,8」のままで問題ありません。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
数字、カンマ、ピリオドなどは半角で入力してください。URLにスペースは含めないでください。
緯度・経度の調べ方
緯度・経度はGoogle Mapを使って簡単に調べることができます。
まずGoogle Mapを開き、宿泊施設近辺を表示してください。今回の例では大阪市役所を表示しました。
そして宿泊施設の位置で[右クリック]し、[この場所について]をクリックしてください。
すると画面下に緯度と経度が表示されます。左側が緯度、右側が経度です。
これをメモしてください。
そしてhttps://map.goto.jata-net.or.jp/?st=result&l=緯度,経度,16&mc=1,2,3,4,5,6,7,8
の緯度、経度の位置にそれぞれ入力してください。
これでマップURLの完成です。
補足 | 倍率について
倍率の数字は大きくなるほどよりズームインします。
16、17、18の違いを見てみましょう。
16、17、18以外の数字も使用できますが、見やすい範囲は14~18あたりかと思います。
宿泊施設が繁華街の中にあり徒歩圏内に地域共通クーポン利用可能店がたくさんある場合は「17」や「18」、車移動を前提とした立地に宿泊施設がある場合「14」もしくは「15」あたりが良いかと思います。
補足 | カテゴリーについて
マップに表示されている「グルメ」、「小売」などのカテゴリーには1~8の数字が割り当てられています。
カテゴリー | 数字 |
---|---|
グルメ | 1 |
小売 | 2 |
コンビニ・スーパー | 3 |
観光施設 | 4 |
遊興関連 | 5 |
スポーツ | 6 |
交通機関 | 7 |
その他 | 8 |
特にこだわりがなければカテゴリーは1,2,3,4,5,6,7,8
すべて指定して良いと思いますが、もし「当宿泊施設周辺で地域共通クーポンが使える飲食店マップ!」のような特定カテゴリーをアピールしたい場合、グルメカテゴリーに該当する1のみ記述すればOKです。
例えば大阪市役所周辺で地域共通クーポンが使える飲食店マップのURLは以下となります。
https://map.goto.jata-net.or.jp/?st=result&l=34.693802,135.502175,16&mc=1
飲食店のみマップに表示されましたね。
活用のヒント
URLを短縮したい場合
URLが長すぎて微妙!という場合、URL短縮サービスを使用してURLを短縮(短く)することができます。
URL短縮サービスはいろいろありますが有名なものはbitlyというサービスです。
bitly
https://bitly.com/
bitlyの使い方はferretさんの以下記事がわかりやすいです。
ferret-plus.com
QRコードを作成したい場合
宿泊施設内にポスターを掲示してスマホカメラでQRコードを読み取れるようにしたい場合、QRコード作成サービスを使用してQRコードを作成しましょう。
以下のようなサービスがあります。
QRのススメ
https://qr.quel.jp/
普通のQRコードだけでなく、文字付きのQRコードや好みの色のQRコードなどカスタマイズして作成できます。
まとめ
今回は民泊やホテル運営者様向けに宿泊施設を中心とした地域共通クーポンのマップURL作成方法を紹介しました。
参考になるとうれしいです!