こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。
今回はGoogleスプレッドシートの重複する行を削除する方法を紹介します。
では見ていきましょう!
重複する行を削除する方法
UNIQUE関数
今回使用する関数はUNIQUE
関数です。
UNIQUE (ユニーク) とは「唯一の」という意味です。ITの世界では「一意の」と呼びます。
上記画像ではA2~A18セルに宿泊施設名が入力されています。
同じ宿泊施設名が多数入力されているので、重複する宿泊施設名を削除し一意の宿泊施設名だけを抽出します。
今回はE1セルに=UNIQUE(A2:A)
と入力しました。
するとE1セル以降の行に「ABCホテル」、「XYZホテル」、「Yuki旅館」という3つの重複しない宿泊施設名が表示されました。
括弧内に範囲を指定するだけなので簡単ですね!
次に活用のポイントをいくつか見てみましょう。
関数の式は大文字でも小文字どちらでも問題ありません。小文字の方が速く入力できるため、実務ではunique
のように小文字で関数を入力することが多いかと思います。
UNIQUE関数の活用ポイント
範囲の指定方法
今回のサンプルではE1セルに=UNIQUE(A2:A)
と入力しました。
上記画像ではA18セルまでしか宿泊施設が入力されていないため=UNIQUE(A2:A18)
と入力しても結果は同じです。
ただし=UNIQUE(A2:A18)
と入力すると、もしA19セル、A20セル…に新しい宿泊施設名が入力されたとしても指定した範囲に含まれないため無視されます。
=UNIQUE(A2:A)
と入力することで、A19セル、A20セル…に新しい宿泊施設名が入力されたとしても、自動的にUNIQUE関数が動き常に最新の情報を確認することができます。
複数の行を組み合わせて重複を判断する
先ほどはA列の「宿泊施設」のみを重複かどうかの判断材料にしました。
宿泊施設の中にはシングル、ダブルなどの「部屋タイプ」があります。
たとえ宿泊施設は同じでも「ABCホテルのシングル部屋」と「ABCホテルのダブル部屋」を重複ではなく別々のもの (一意の値) として取り扱いたい場合、=UNIQUE(A2:B)
と記述すると簡単に抽出できます。
まとめ
今回はGoogleスプレッドシートの重複する行を削除する方法を紹介しました。
何百、何千の行から目視で重複しない値を探すのは至難の業です。UNIQUE
関数を使用すれば簡単に一意の値を抽出できて便利です。
次回記事もご期待ください!