こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。
Google Apps Script (GAS) を扱う上で配列、特に二次元配列の理解はとても重要です。
「どうしてGASでは二次元配列が重要なの?」、「二次元配列ってどんなものなの?」、「一次元配列と二次元配列の違いって?」という疑問に対して、初心者の方にわかりやすいように以下記事を公開しました。
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今回は実際に配列の要素を追加・削除する方法を見ていきたいと思います。
この記事ではまず一次元配列の要素を追加・削除する方法を紹介します。そして次回以降、応用編として二次元配列の要素を追加・削除する方法を紹介したいと思います。
【次回記事: 二次元配列の要素を追加削除する方法の記事はこちらから!】
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さらっとおさらい: 一次元配列と二次元配列の違い
一次元配列と二次元配列の違いをさらっとおさらいしましょう。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach"]; //二次元配列 var priceList = [["lemon","JPY100"],["orange","JPY150"],["peach","JPY200"]]; //二次元配列 (見やすくするとこんな感じ) var priceList = [ ["lemon","JPY100"], ["orange","JPY150"], ["peach","JPY200"] ];
一次元配列とは[ ]の中に要素(値)が入っています。
二次元配列は[ ]の中に更に[ ]が入っています。二次元配列を見やすくするとスプレッドシートの表のようになりますね。
もっと詳しくおさらいしたい方は以下記事をご覧ください。
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一次元配列の要素を追加・削除する方法
では一次元配列の要素を追加・削除する方法を見ていきましょう。
一次元配列を操作する方法は数多くありますが、今回は特に使う機会が多い基本の4つを紹介します。
- 【要素を追加】
- unshift | 配列の先頭に要素を追加する
- push | 配列の末尾に要素を追加する
- 【要素を削除】
- shift | 配列の先頭の要素を削除する
- pop | 配列の末尾の要素を削除する
これだけだとわかりにくいと思いますので一次元配列fruitsを用いて見ていきましょう。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach"];
unshift | 配列の先頭に要素を追加する
unshiftを使用すると、配列の先頭に要素を追加することができます。
配列の先頭に"apple"を追加したい場合、以下のようになります。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach"]; //fruitsの先頭に"apple"を追加する fruits.unshift("apple"); //ログ⇒["apple","lemon","orange","peach"] Logger.log(fruits);
配列の先頭に複数の要素を追加したい場合、以下のようになります。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach"]; //fruitsの先頭に"apple"と"grape"を追加する fruits.unshift("apple","grape"); //ログ⇒["apple","grape","lemon","orange","peach"] Logger.log(fruits);
push | 配列の末尾に要素を追加する
pushを使用すると、配列の末尾に要素を追加することができます。
配列の末尾に"apple"を追加したい場合、以下のようになります。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach"]; //fruitsの末尾に"apple"を追加する fruits.push("apple"); //ログ⇒["lemon","orange","peach","apple"] Logger.log(fruits);
配列の先頭に複数の要素を追加したい場合、以下のようになります。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach"]; //fruitsの末尾に"apple"と"grape"を追加する fruits.push("apple","grape"); //ログ⇒["lemon","orange","peach","apple","grape"] Logger.log(fruits);
shift | 配列の先頭の要素を削除する
shiftを使用すると、配列の先頭の要素を削除することができます。
配列の先頭の"apple"を削除したい場合、以下のようになります。
//一次元配列 var fruits = ["apple","lemon","orange","peach"]; //fruitsの先頭の"apple"を削除する fruits.shift(); //ログ⇒["lemon","orange","peach"] Logger.log(fruits);
pop | 配列の末尾の要素を削除する
popを使用すると、配列の末尾の要素を削除することができます。
配列の末尾の"apple"を削除したい場合、以下のようになります。
//一次元配列 var fruits = ["lemon","orange","peach","apple"]; //fruitsの末尾の"apple"を削除する fruits.pop(); //ログ⇒["lemon","orange","peach"] Logger.log(fruits);
まとめ
今回は一次元配列の要素を追加・削除する方法を4つ紹介しました。
この方法をマスターできると、二次元配列の要素を追加・削除する方法の理解がスムーズになります。
参考になれば幸いです!
【二次元配列の要素を追加削除する方法の記事はこちらから!】
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