Yuki's bnb blog

こんにちは!Yukiといいます。本業のかたわら大阪で2016年夏から民泊運営のお手伝いをしています。民泊業務に関する様々なことを自動化・効率化したいと思い日々活動しています。 お気軽にコメント・お問い合わせください :) TOEICスコア 985

【初心者向けGAS】一次元配列の要素を追加・削除する方法をやさしく解説

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こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。

Google Apps Script (GAS) を扱う上で配列、特に二次元配列の理解はとても重要です。

「どうしてGASでは二次元配列が重要なの?」、「二次元配列ってどんなものなの?」、「一次元配列と二次元配列の違いって?」という疑問に対して、初心者の方にわかりやすいように以下記事を公開しました。
www.yukibnb.com

 
今回は実際に配列の要素を追加・削除する方法を見ていきたいと思います。

この記事ではまず一次元配列の要素を追加・削除する方法を紹介します。そして次回以降、応用編として二次元配列の要素を追加・削除する方法を紹介したいと思います。


【次回記事: 二次元配列の要素を追加削除する方法の記事はこちらから!】
www.yukibnb.com

 

さらっとおさらい: 一次元配列と二次元配列の違い

一次元配列と二次元配列の違いをさらっとおさらいしましょう。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach"];

//二次元配列
var priceList = [["lemon","JPY100"],["orange","JPY150"],["peach","JPY200"]];

//二次元配列 (見やすくするとこんな感じ)
var priceList = [
                   ["lemon","JPY100"],
                   ["orange","JPY150"],
                   ["peach","JPY200"]
                 ];

一次元配列とは[ ]の中に要素(値)が入っています。

二次元配列は[ ]の中に更に[ ]が入っています。二次元配列を見やすくするとスプレッドシートの表のようになりますね。

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もっと詳しくおさらいしたい方は以下記事をご覧ください。
www.yukibnb.com

 

一次元配列の要素を追加・削除する方法

では一次元配列の要素を追加・削除する方法を見ていきましょう。

一次元配列を操作する方法は数多くありますが、今回は特に使う機会が多い基本の4つを紹介します。
 

    【要素を追加】
  • unshift | 配列の先頭に要素を追加する
  • push | 配列の末尾に要素を追加する

    【要素を削除】
  • shift | 配列の先頭の要素を削除する
  • pop | 配列の末尾の要素を削除する

 
これだけだとわかりにくいと思いますので一次元配列fruitsを用いて見ていきましょう。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach"];

 

unshift | 配列の先頭に要素を追加する

f:id:yukibnb:20200123120257g:plain

unshiftを使用すると、配列の先頭に要素を追加することができます。

配列の先頭に"apple"を追加したい場合、以下のようになります。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach"];

//fruitsの先頭に"apple"を追加する
fruits.unshift("apple");

//ログ⇒["apple","lemon","orange","peach"]
Logger.log(fruits);

 
配列の先頭に複数の要素を追加したい場合、以下のようになります。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach"];

//fruitsの先頭に"apple"と"grape"を追加する
fruits.unshift("apple","grape");

//ログ⇒["apple","grape","lemon","orange","peach"]
Logger.log(fruits);

 

push | 配列の末尾に要素を追加する

f:id:yukibnb:20200123121215g:plain

pushを使用すると、配列の末尾に要素を追加することができます。

配列の末尾に"apple"を追加したい場合、以下のようになります。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach"];

//fruitsの末尾に"apple"を追加する
fruits.push("apple");

//ログ⇒["lemon","orange","peach","apple"]
Logger.log(fruits);

 
配列の先頭に複数の要素を追加したい場合、以下のようになります。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach"];

//fruitsの末尾に"apple"と"grape"を追加する
fruits.push("apple","grape");

//ログ⇒["lemon","orange","peach","apple","grape"]
Logger.log(fruits);

 

shift | 配列の先頭の要素を削除する

f:id:yukibnb:20200123131920g:plain

shiftを使用すると、配列の先頭の要素を削除することができます。

配列の先頭の"apple"を削除したい場合、以下のようになります。

//一次元配列
var fruits = ["apple","lemon","orange","peach"];

//fruitsの先頭の"apple"を削除する
fruits.shift();

//ログ⇒["lemon","orange","peach"]
Logger.log(fruits);

 

pop | 配列の末尾の要素を削除する

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popを使用すると、配列の末尾の要素を削除することができます。

配列の末尾の"apple"を削除したい場合、以下のようになります。

//一次元配列
var fruits = ["lemon","orange","peach","apple"];

//fruitsの末尾の"apple"を削除する
fruits.pop();

//ログ⇒["lemon","orange","peach"]
Logger.log(fruits);

 

まとめ

今回は一次元配列の要素を追加・削除する方法を4つ紹介しました。

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この方法をマスターできると、二次元配列の要素を追加・削除する方法の理解がスムーズになります。

参考になれば幸いです!

【二次元配列の要素を追加削除する方法の記事はこちらから!】
www.yukibnb.com