こんにちは！
Yuki (@yukibnb) です。
前回はBeds24内でのリスティング(PropertyとRoom)の作成方法を紹介しました。
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今回はBeds24とAirbnbをXML接続するための下準備の続きを紹介します。
Beds24で料金設定をしよう
AirbnbとのXML接続ではカレンダーだけでなく販売料金も同期します。そのためBeds24上で料金設定をする必要があります。
Beds24では非常に柔軟に料金設定を行うことができます。
例えば以下のようなものです。
・複数の予約サイトの料金を一括設定
・予約サイトごとに異なる料金で販売
・曜日に応じて販売料金を変更 (例: 週末のみ高くする)
・複数の部屋の料金を一括設定
・特定の日だけ手動で料金変更 (金額指定や基本料金に対する%指定など)
機能が豊富なだけに何から手をつけていいかわからないかもしれませんが、すぐ慣れますので安心してください。
Beds24の料金設定に関しては、以下の主な3種類を覚えて頂ければまずは十分だと思います。
【メイン】
1) Rates: 基本料金
【サブ】
2) Daily Price: 特定の日の料金を手動設定(料金を指定)
3) Price Multiplier: 特定の日の料金を手動設定(基本料金に%で指定)
Ratesとは基本料金です。
Airbnbやその他予約サイトとXML接続する前に必ずRatesを設定しなければなりません。
特定の日だけ料金変更したい場合、Daily PriceやPrice Multiplierを都度使用します。
AirbnbとXML接続する下準備ではDaily PriceとPrice Multiplierは設定する必要はありませんが、接続後に使用する機会があると思うのでこの記事でまとめて紹介します。
なおRatesとDaily Priceの使用イメージはこのようなものです。
AさんはABCマンション605号のRates(基本料金)を20,000円/泊で販売しています。
「今週は空きが多いので今週だけ半額の10,000円/泊にしよう」と決めました。
そこでDaily Price機能を使用し、今週の販売料金を10,000円/泊に変更しました。
RatesとPrice Multiplierの関係も同様です。
ではRates、Daily Price、Price multiplierの設定方法を見ていきましょう。
Ratesを設定しよう
Ratesは以下手順で設定できます。1) 画面上部のメニューの「Rates」をクリック。
2) 画面右上の「Add Rate」をクリック。
3) ポップアップが表示されるので各項目を入力。
(3)のポップアップ内には様々な項目がありますが、全て入力する必要はありません。
重要なポイントを押さえればOKです。
ポップアップ内ではタブが複数あるので、タブ別にポイントを紹介します。
【Summaryタブ】
・Rate Name: 基本料金の名前を入力します。社内用の名前なのでご自由にどうぞ。(例: ABCマンション 605号基本料金)
・Colour: 基本料金の色を決めます。一つの部屋に複数のRatesを設定できるため、わかりやすい色を設定すると便利です。
・Room Price: 部屋あたりの1泊あたりの料金です。料金が宿泊人数によって変化しない場合、Room Priceのみ設定すればOKです。
・First Night: 基本料金の開始日。
・Last Night: 基本料金の終了日。※特に理由がなければ終了日は数年後の日付にしておくと楽です。
・Rate Allowed: 基本料金を適用する曜日。全ての曜日に設定する場合、全てチェックしてください。平日と週末の基本料金を分けたい場合、Ratesをふたつ作成します。一つの部屋に対して複数個のRatesを作成できます。
【Roomsタブ】
・Property: 基本料金を反映するPropertyを選択。
・Room: 基本料金を反映するRoomを選択。
・Link to Other Rooms: もしあなたが同じ基本料金を複数のRoomに一括設定したい場合、ここで選択します。「used with no offset」を選択すると同じ料金が選択したRoomに反映されます。
【Channelsタブ】
・Apply rate to these channels: 基本料金を反映したい予約サイトを選択します。全予約サイトに反映する場合は全てチェックしてください。※掲載していない予約サイトにチェックしても問題ありません。
最後に「Save」を選択すればRatesの設定が完了です。
Daily PriceとPrice Multiplierを設定しよう
AirbnbとXML接続する段階ではDaily PriceとPrice Multiplierの設定は不要ですが、日常業務で必ず使用するのでついでに紹介します。まず画面上部のメニューから「Calendar」をクリックしてください。
するとBeds24に登録しているRoomのカレンダーが表示されます。
Room名の下にDaily PriceとPrice Multiplierの2行が表示されていますね。
Daily PriceとPrice Multiplierの行と設定したい日付が交差するセルをクリックすれば設定できます。
例えば12/20のDaily PriceもしくはPrice Multiplierを設定したい場合、上記画像のピンクの枠で囲われたセルをクリックします。
【Daily Price】
設定したい日付のセルをクリックするとポップアップが表示されます。
ポップアップ内に設定したい料金/泊を入力します。まとめて複数日程を設定したい場合はSet Date Rangeにて範囲や曜日を選択します。
「Save」を押すと設定完了です。画面上に設定したDaily Priceの料金が表示されます。
※当然ですがDaily Priceに設定した料金は基本料金より優先順位が高く予約サイトに反映されます。
この記事では設定方法は割愛しますが、Ratesと同じくDaily Priceは複数個作成できます。
名称変更や対応する予約サイトの設定もできます。
例えば上記画像ではDaily Priceを2つ作成し、それぞれ名称を「Booking.com」「Airbnb」に変更しました。
予約サイトごとにDaily Priceを変更したい場合、複数個作成すると便利です。
【Price Multiplier】
設定したい日付のセルをクリックするとポップアップが表示されます。
ポップアップ内に設定したい%を入力します。
基本料金の%が100です。
基本料金より割り増しで販売したい場合、100より大きい数字を入力してください。
基本料金より値下げして販売したい場合、100より小さい数字を入力してください。
例: 基本料金はJPY10,000/泊だが、予約が中々入らないため12/20だけ30%引き(JPY7,000/泊)で販売したい場合。
-> 「70」と入力。
まとめて複数日程を設定したい場合はSet Date Rangeにて範囲や曜日を選択します。
「Save」を押すと設定完了です。画面上に設定したPrice Multiplierの%が表示されます。
Daily PriceとPrice Multiplierのどちらをメインで使用するかは運営者の方の好みかと思います。
僕はDaily Priceをメインで使用しています。
今回はBeds24とAirbnbをXML接続するための下準備、料金設定を紹介しました。
下準備は残りわずかです！続きは次回の記事で紹介します。
【次回記事はこちら！】
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連載目次: Beds24関係 (記事追加中)
Beds24とは？
Beds24のアカウント作成や下準備
Beds24とAirbnbのXML接続
・そもそもXML接続とは？iCal接続との違いは何？
・下準備01: Beds24で建物と部屋を作成
・下準備02: Beds24で料金設定【本記事】
・下準備03: Beds24でAirbnbのチェックイン・アウト時間、清掃費、保証金、Rack Rateを設定する
・下準備04: 【一部の方のみ対象】確定済み予約をBeds24にインポートする
・本番: Beds24とAirbnbのXML接続作業
随時記事の追加を行っています！
