こんにちは!
Yuki (@yukibnb) です。
以前Beds24とAirbnbをXML接続する方法を紹介しました。6記事と多くなりましたが、Beds24をはじめて操作する人でもわかりやすいように図入りで細かく手順を紹介しました。
【シリーズ記事: Beds24とAirbnbのXML接続】
・そもそもXML接続とは?iCal接続との違いは何?
・下準備01: Beds24で建物と部屋を作成
・下準備02: Beds24で料金設定
・下準備03: Beds24でAirbnbのチェックイン・アウト時間、清掃費、保証金、Rack Rateを設定する
・下準備04: 【一部の方のみ対象】確定済み予約をBeds24にインポートする
・本番: Beds24とAirbnbのXML接続作業
今回はBeds24とBooking.comをXML接続する方法を紹介したいと思います。Airbnbとの接続よりも簡単なのでこの記事だけで手順を全て紹介します!
もし今Booking.comをiCalでカレンダー同期している場合、XML接続は本当におすすめです!予約・在庫・料金がリアルタイムで同期されるので管理がとっても楽になります。
下準備
この記事は以下の設定を完了している方を対象としています。
- Booking.comで施設と部屋を作成済み
- Beds24のアカウントを持っている
- Beds24でProperty (建物)、Room (部屋)、Rates (料金)を作成済み
Beds24の準備がまだの場合、以下記事を参照ください。
www.yukibnb.com
準備ができたら接続へと進みましょう!
Beds24とBooking.comのXML接続方法
Booking.comからBeds24に接続申請をする
はじめのステップはBooking.comからBeds24に接続申請を送ることです。
この項目での「接続」とは予約・在庫・料金を接続する以前の両サービス間の接続です。両サービス間を接続した後に予約・在庫・料金の接続へと進みます。
まずBooking.comの管理画面にログインし、施設管理ページを開いてください。そして画面右上の「アカウント」内の「一元管理システム」をクリックしてください。
一元管理システムとはBeds24のようなシステムのことです。すでにBeds24のアカウントを持っていますので、左側の「一元管理システムを連携」ボタンをクリックしてください。
画面が切り替わります。「一元管理システムの名前」ボックスに「Beds24」と入力し、「予約」「料金・空室状況」のチェックボックスをチェックしてください。そして「次」をクリックします。
さらに画面が切り替わります。「利用規約を読み、これに同意します」にチェックし、「承認」をクリックしてください。
これでBooking.comからBeds24への接続申請は完了です。
申請するとBooking.comのメールボックス内に以下のようなメールが届いているはずです。
「Request for a direct connection with Beds24」とは「Beds24に接続申請をしました」のような意味です。
なおこの段階は接続を申請しただけです。なのでBeds24が申請を承認するまで待つ必要があります。僕の今までの経験上数時間~1日程度かかりました(^^;
承認されるまでは先に進めないのでのんびり待ちましょう。
さて、気長~~に待つとBooking.comのメールボックスに以下のようなメールが届きます。
「Beds24 confirmed the connection request for {施設名}」とは「Beds24がBooking.comの{施設名}との接続を承認しました」のような意味です。
最後にホスト(あなた)が接続を確定すれば無事Beds24とBooking.comの両サービスが接続されます。
「アカウント」内の「一元管理システム」へと移動し、「一元管理システム () との接続を確認する」ボタンをクリックすると接続完了です。
「⑤連動完了」アイコンが赤くなっていればOKです。
ではいよいよBeds24とBooking.comの予約・在庫・料金をXML接続する方法へと進みます。
Beds24上での設定
ここからはBeds24を操作します。
Beds24にログインし画面右上の「Settings」をクリックしてください。次の画面で「Channel Manager」をクリックしましょう。
Channel Manager一覧が表示されるので、「Booking.com」をクリックします。
画面右側に以下のようなものが表示されます。まずはBooking.comの施設と接続したいPropertyを選択しましょう。例えばBooking.comのABCマンションをBeds24と接続したい場合、Beds24上でのABCマンションに該当するPropertyを選択します。
次にBooking.comの施設IDと部屋IDをそれぞれ入力し、「Inventory and Prices」「Bookins」にチェックし「Save」をクリックします。
- Hotel id -> Booking.comの施設ID
- Room id -> Booking.comの部屋ID
施設IDと部屋IDはそれぞれBooking.comの管理サイト内で確認できます。
施設ID
部屋ID
次に同じ画面内の「Rate id」の「get codes」をクリックします。少し待つとその部屋に対応する料金IDが表示されます。それをクリックして再度「Save」をクリックしましょう。
以下赤枠の項目が全て埋まっていればBeds24とBooking.comの接続が完了です!
これでリアルタイムで予約・在庫・料金が同期されるようになります。ダブルブッキング防止はもちろん、iCalとは比較できないぐらい管理が便利になります^^
補足
Beds24と接続以前からBooking.com予約がある場合
Booking.comですでに民泊を運営していて予約も入っている場合、Beds24とBooking.comをXML接続した後に既存予約をBeds24に取り込む必要があります。
「Import Existing Bookings」をクリックするだけで取り込みができるので楽ちんです。
Beds24でBooking.com予約を楽々カード決済
Beds24とBooking.comをXML接続することで受けられる恩恵は予約・在庫・料金のリアルタイム同期だけではありません。
Beds24をstripeと接続することで、Beds24をハブとして「stripe - Beds24 -Booking.com」という関係を構築できます。
Beds24上でBooking.com予約のカード決済を行うことができるようになります。そのためBooking.comとstripeのウェブサイトを開く必要すらなくなります。
今までの苦労はなんだったんだと思うぐらい楽になり、大幅に時間削減ができます。stripeとの接続方法や決済手順などは以下記事で紹介していますのでよければご覧ください ^^
stripe連携でBooking.comの予約代金回収を便利に
・【徹底解説!】Booking.com予約の決済はstripeとBeds24の連携一択!
・【超簡単!】stripeとBeds24の連携方法を紹介
・【驚異の時短術】Beds24上でstripe決済する方法
まとめ
今回はBeds24とBooking.comのXML接続方法を紹介しました。
Booking.comに限らずどの予約サイトでもiCal接続と比べてXML接続は難しく思われがちです。ですがひとつひとつ細かく手順を追っていけば「思ったより簡単だった!」と思うはずです。
この記事が民泊運営者の方のお役に立てればうれしいです。